立つ鳥跡を濁さず

スタンドリバー地区にとても自尊心が高く能力のない愚者がいました。自分が絶対的な権力者であると思い込んで振りかざすその者は、天界のドアパディーの神々の逆鱗に触れ天界に召集される事になりました。

一方ドアパディーからはスタンドリバーへ一人の使者が降臨することになり、二者は配属を交代する運びとなりました。

これを「栄転」と勘違いした愚者はこれから来る使者の悪口を言いまくり、さんざん後足で砂をかけるマネをして意気揚々と天界への道を行き、天界に足を踏み入れたのでした。

しかし天界は魑魅魍魎が跋扈するまるでカオスの地、愚者の行いはすぐに天界の者達の耳に入る事となり更なる怒りを買うのでした。意気揚々と夢見ていた天界は愚者の想像していた世界とはまるで違うものでした。

魑魅魍魎どもに地位も権利も自尊心も身ぐるみ剥がされた愚者使者の友人であり天界に残った竜使いの攻撃を受けてドアパディーから転落していくのでした。

そして空を見上げた使者は「立つ鳥跡を濁さず」と呟いたのでした。

–Fin–

立つ鳥跡を濁さず

【たつとりあとをにごさず】

立つ鳥跡を濁さずとは、立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。また、引き際は美しくあるべきだということ。ここでの「立つ」は、「飛び上がって去る」「飛び立つ」という意味。水鳥が飛び立ったあとの水辺は、濁ることなく清く澄んだままであることからいう。

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後足で砂をかける

【あとあしですなをかける】

後足で砂をかけるとは、人から受けた恩義に報いるどころか、去り際に迷惑や損害を与えたり、裏切ることのたとえ。犬や馬が駆け出すとき、後足で土を蹴散らすようすから。

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魑魅魍魎が跋扈する

【ちみもうりょうがばっこする】

得体の知れない異様な物どもが自在に飛び跳ね振舞う、といった意味の表現。

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